当サイトでは、メンタルヘルス・マネジメント検定試験のⅢ種(セルフケア)、Ⅱ種(ラインケア)のテキストから重要事項を抜粋して概略を説明するとともに、重要ポイントやキーワードを列挙しています。※(Ⅱ)はⅡ種限定の事項です。

章立て概要ポイントやキーワード
メンタルヘルスケアの意義・メンタルヘルスケアが求められるようになった背景
・健康管理問題と各種法的規制
・企業にとっての意義
・心の健康づくり計画
・管理監督者に求められる役割(Ⅱ)
・ストレス社会の現状(統計)
・安全配慮、労災、ハラスメント
 過重労働、ストレスチェック
・ワークライフバランス
ワークエンゲージメント1
 ※仕事の要求度ー資源モデル2
 ※レジリエンス3、自己効力感
4
・職場環境等の改善
 (労働時間管理、相談対応など)
ストレスとメンタルヘルスに関する基礎知識・ストレスのメカニズムや特徴
・メンタルヘルス不調の各種知識
・メンタルヘルスへの正しい態度
・メンタル不調発生と関連疾患
 年齢層別のライフサイクルとストレス
・精神疾患。心身症の特徴
・メンタル不調に対する誤解や偏見
職場環境の評価と改善の方法・ストレスの原因となる職場環境
・その職場環境の改善と評価方法(Ⅱ)
・職業性ストレス簡易調査票
仕事のストレス判定図5
・メンタルヘルスアクションリスト
 衛生委員会活用、人事労務との連携等
労働者および管理監督者自身のセルフケア・ストレス要因への気づき
・ストレス対処と軽減方法
・プライバシーの配慮と留意点(Ⅱ)
・管理監督者自身のセルフケア(Ⅱ)
・心理的負荷による精神障害認定基準
 労働時間等管理、精神的疲労の兆候
 個人生活でのストレス など
・休養・睡眠・運動・食事・relaxation
 マインドフルネス、コーピング6
 自己保健義務、ソーシャルサポート7
・安全配慮との両立
・管理監督者にみられるストレスと不調
不調の早期発見と部下に対する相談対応・相談対応の基盤となるコミュニケーション(Ⅱ)
・不調の早期発見のポイント
・話を聴く、話すことの意義
・不調者への管理監督者の対応(Ⅱ)
ジョハリの窓8
・コミュニケーションスキル
(伝える、聴く、言語・非言語)
・ストレス反応の時間的変化
「いつもと違う」をとらえるポイント9
・カウンセリング、同僚のケア
・傾聴とアドバイス、専門家への連携
社内外支援の活用と連携・事業場内資源とその役割
・事業場外資源とその役割
・専門相談機関とその役割
・事業場外資源との連携(Ⅱ)
・産業医、衛生管理者、人事労務
・行政機関と公的機関、健保組合など
・医療機関と治療の実際
・教育、ストレスチェック、EAP機関
復職者への支援方法・職場復帰支援の方法
・職場復帰支援における留意事項(Ⅱ)
・治療と仕事の両立支援(Ⅱ)
・職場復帰の流れ(5つのステップ)
・プライバシー保護と心理的支援
・両立支援の進め方と留意点
上記の章立てはメンタルヘルスマネジメント検定・公式テキストのものとは少し異なります。オレンジ色の部分を中心に研修内容を組み立てたらいかがでしょう。
  1. ワークエンゲージメント:仕事への熱意、没頭、活力がそろった状態 ↩︎
  2. 仕事の要求度ー資源モデル:ワークエンゲージメントを高め、組織・健康へのアウトカム向上 ↩︎
  3. レジリエンス:精神的な回復力(心が折れても早期の立ち直り) ↩︎
  4. 自己効力感:「自分ならできる」という気持ち ↩︎
  5. 仕事のストレス判定図:ストレスチェックの結果から職場環境を評価する方法 ↩︎
  6. コーピング:ストレスに対処するための行動(目的別のコーピング(除去・低減)、段階別のコーピングなど) ↩︎
  7. ソーシャルサポート:周囲からのサポート(家族や友人、上司や同僚)を社会的支援(ソーシャルサポート)と言い、ストレス予防の重要なスキル ↩︎
  8. ジョハリの窓:自分と他人の関係における心の状態を、開放・盲点・隠蔽・未知の4つの窓に分類。コミュニケーション阻害の改善の参考になる。 ↩︎
  9. 「いつもと違う」をとらえるポイント:外部の基準や他の部下と比較して違いを見つけるのではなく部下の特徴を押さえ時系列的な変化をとらえること。 ↩︎